直球洋館

2025年

コワフュール・ア・ラ・フォンタンジュとは、フォンタンジュ風ヘアスタイルの意味。
17世紀後半から18世紀前半にかけて流行した。

フランス国王ルイ14世の愛人であったフォンタンジュ夫人が王と狩りに行った時に帽子が風に飛ばされたてしまったため、とっさに靴下留めのリボンで乱れた髪を結い上げた。
王がフォンタンジュ夫人の機転を喜んだことからヨーロッパ中に大流行した。
最初はリボンで高く髪を結い上げたあげただけだったが、徐々に高さを競い合うようになりタワーのようにそびえ立つまでになった。
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映画『英国式庭園殺人事件』より
頭が高層ビル群のようになっています…
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18世紀イギリスでは、貴族の子弟たちを国際人に養成するために
ヨーロッパに遊学させるグランドツアーが流行していた。
当時文化的先進国であったフランスとイタリアが主な目的地で、一種の修学旅行である。
しかし私たちの修学旅行とはケタが違う。
日常生活に困らないよう使用人を多数引き連れ、
オックスフォードかケンブリッジの家庭教師を雇う。
現地では政治・経済・文化・語学などを家庭教師から学び、観光や買い物、お土産選びを楽しむ。
その期間は数年に及ぶ。
ローマでは、遺跡やルネサンスの作品を観て、ローマ帝国の偉大さに思いを馳せる。
貴族の子弟たちが触れるのは文化や伝統の香りばかりではなく、現地の悪臭だ。
道は泥んこ、宿屋のベッドは虫だらけ、パリもローマも糞と汚水にまみれた街だったのだ。
公衆衛生はイギリスの方が優れていたようだ。
またグランドツアーでやってくるおのぼりさんをカモにしようとする現地の人間が
手ぐすね引いている。
娼婦を買って病気をもらったり、賭博でいかさま師に騙されたり、
偽物の美術品をつかまされたり。
イギリス人はイギリス人同士で固まるので、語学も身につかない。
パリでは彼らはフランス風の衣服を身にまとい、
イギリスらしい田舎じみた痕跡を抹消しようとした。
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フランス風に頭を盛り上げ、化粧をして帰ってきた息子の姿に仰天している父親の風刺画。
まさに放蕩息子の帰還である。
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1735年『放蕩一代記』ウィリアム・ホガース


「遺産相続」
父親が死んで主人公が遺産を手にする
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「新当主の会見式」
取り巻きに囲まれる主人公
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「放蕩三昧」
売春宿で乱痴気騒ぎ
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「逮捕される主人公」
借金がかさんで逮捕されそうになる
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「政略結婚」
金目当てに老婆と逆玉結婚
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「賭博場」
賭博で破産する主人公
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「監獄」
とうとう投獄された主人公
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「精神病院」
発狂した主人公
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英語:ファーチンゲール
仏語:ベルチュガダン


16世紀、スペインにAラインのドレスが流行した。
このシルエットを作るためスペイン式ファーチンゲールが登場した。
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次にフランスでドラム缶のようなドレスが流行した。
このシルエットを作るために円盤型ファーチンゲールが登場した。
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1593年の証言

乳房は高く高く持ち上げられている。
真ん丸い魅惑的な乳首は、大胆というか不道徳というか、
触ってくださいと言わんばかりにはみ出ている。
ありのままの姿を最上とする天然の果実のようなものだ。
またまさに果実のごとく食べられることを欲している。
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長年疑問だった西洋服飾史における乳丸見せ問題に一つの解答を得ることができました。
乳房を見せるか見せないかについては、何世紀にもわたって論議がされてきた。
乳房の露出を批判する書物もたくさん出版された。
乳首ピアスが流行した時期もあった。
左右の乳首にチェーンを渡してネックレスのようにする場合もあった。
要するに乳を丸見せするファッションは
現れては消え、現れては消え、存在したということですねえ。


18世紀 中期
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